そういうわけで、というかなんというか。毎週水曜日に某週刊誌のカメラマンをやっていたのですが今日でおしまいにしてもらいました。これで職業的なカメラマンとしてレギュラーなものはついにひとつもなくなりました。今でも生計のメイン収入になっている「その他もろもろのおしごと」に専念します。(今後写真のお仕事は夜か土日にください。対応します。)だから写真に関しては、職業カメラマンから趣味のフォトグラファーに。大きな会社でちまちまカメラマンやるのはばっさりカットして、小さな会社で大きな会社と肩を並べてデザインだのTV番組の企画・制作だのをやります。鶏口となるも牛後となるなかれ。そのむかぁし蘇秦(そしん)というおっさんが中国だかそこいらへんで言ったかっこいい台詞なんだけど、中学校の古文の授業で習った日からそれがなにげなく僕の頭にずっと焼き付いて残っていて。未だに、そうだそうだって思っています。牛のしっぽになるよりも、にわとりのくちばしになれ。大きな組織にぶらさがるよりも、小さな組織をひっぱれ。ね、かっこいいこと言うでしょそのおっさん。ぐいぐい行きますよ、ぐいぐい。Docomoに体当たりしてのディレクション仕事がやっと終わって、次は今月下旬から、MTVに突っ込んで番組の企画・制作の仕事です。がんばるぞ。
報告おしまい。
そんな某週刊誌の編集部で、僕は最後に写真部の部長さんにあいさつをして、お世話になりましたとか言うんだけど「ごはんいこうか」とかそういうのかわして出てきてしまった。お世話になった記者さんとかにも辞めます報告きちんとしないで出てきてしまった。僕はそういうとこ、よくハズす。意識的に、避けて通る。みんなのこと好きなんだけど、そっけないふりしてにげる。そういう自分のダークサイドを久々に見てしまう。要するに「照れくさい」がひねくれて表れた態度なんだけど、わかってもらえないよな。あーあいまだに僕はこんなんだ。こんな一面、まだもってたんだ。さよならのおかげのセンチメンタルな感じにうまく混じって自己嫌悪がじわじわと、スポンジが水を吸い込むように湧き出てくるので、あぶないあぶないって晩ごはんのおかずのこととか考えながら帰りました(ウソ)。