さいきんになっていくつか、考え方が変わってきたところというのがあって。で、それをときどき掘り返しながらすこしずつ、自然な自分に混ぜていくみたいに自分のことを思っているんだけど。
これまでずっと、自分の思いを外に出せるひとがいちばんえらいと思っていました。思った事を全部ひとに伝えてしまえることは素晴らしいって。もちろんそれが素晴らしいといえる場面はたくさんあるのだけど、でも、それだけじゃないなって。
自分が思っている事が、かなしいことだったりさみしいことだったり、つらいことだったりするときに、それを自分の中だけにしまっておけるひとって、すっごくえらいな、と、おとなのひとにしてみればきっと「あたりまえだ」って言われそうなことを、あらためてえらいって、つよいって思うように、なったんだよな僕は。
つらいときにつらいと言えることも大事だけど、自分の中の大事な思い出やなんかをしまっておく特別な場所に、いっしょにそのつらさも黙ってしまってしまえるひとはえらいよなぁ、と、さいきん思うんでした。


だからきらいなんだよ、しあわせじゃない作品をつくるひとたち、それに触れて安心してるひとたち。なんか悦に入ってるひとたちまで。かなしいだけのブログを書くひとたちだって、みんなそう。みんなきらーい。さよならー。