こんにちは。年越しは、海にいました。例の大雪のせいで、砂浜はまっしろで、そんな海は初めてで、要するに浜ぜんたいが、砂糖を振るいかけたチョコレートケーキみたいでした。まっしろなんだけど、一歩踏むたびに中のチョコレートのスポンジがみえて。靴底に雪と砂浜の両方の感触を感じるんです。にやにや。
それじゃあ、関係ないですがクリスマスの話をします。
おくればせながらクリスマスのサンタさんの話です。
僕は同級生に比べると割と遅くまでサンタさんを信じていた方で、我が家では「ほしいものはサンタさんに両親が電話で伝える」とされており、『サンタさんに電話するけど、なにがほしいの?』、という形で両親は、僕のほしいものがなんなのかという情報をゲットしていました。みなさんのうちはどうでしたか?これを聞いてみると結構バラエティ豊かなんですよ。うちはこんな感じでした、っていうのがあればぜひ教えてください。僕が今のところ将来採用しようと思っているプランは、「FAX作戦」で、基本的には先述の「電話作戦」を踏襲し、プラスアルファ、利点を加えています。
1.まず、それっぽい申し込み用紙のようなものをこしらえます。ほしいものは何なのかと、名前と年齢を書く用紙(A4程度)をつくり、そのところどころにトナカイとかをあしらいサンタ感もしっかり出しておきます。
2.ほしいものの欄にはことばでの説明と同時に、絵も描いてもらいます。
3.それを毎年ファイリングして、貯まってきたらにやにや眺めるわけですね。
いいでしょ?
このあいだ、そんなことを話しながら友人から、「クリスマスプレゼントにまつわるちょっといいプラン」をひとつ教えてもらいました。
その人の家では、「おかあさんからのプレゼント」と、「サンタさんからのプレゼント」とが分かれているんだそうです。つまり、こどもは合計ふたつのクリスマスプレゼントをゲットすることができます。このプランを採用することにより、あなたは『サンタって実は親』説を最も長く、こどもに悟られずに済むのです。
こどもと言えども彼らにはしっかりとした社会がありますから、小学校などの団体の中に入ってしまえば、簡単に誰かが「サンタってほんとはいないんだよ、プレゼントは親が買ってるんだよ」という情報を漏洩させてしまうものです。ところがこのプラン(仮に「デュアルプレゼンティング方式」と呼びましょう。)を採用することにより、『サンタは親だぜ』と吹き込まれても、こどもは、
『うちには親からのプレゼントも届くけど、サンタさんからもちゃんとプレゼントが届くもん。』
と、思うことができるのです。さらには、
『そうか、ひょっとして、サンタさんは、わたしのところにだけ来ているのかもしれない。』と、よりサンタの存在への確信を強め、
『これはわたしとサンタさんだけの秘密だからみんなには言わずに内緒にしよう。』
と、考えるようなかわいいこになるかもしれません。さらにその後、なぜ自分のところにだけプレゼントが届くのか、ということに疑問を抱き、「そうかサンタさんもお金がないんだな。」、「そうかそれでクリスマスシーズンはコンビニのレジとかピザの宅配とか、サンタさんがアルバイトをしているんだな。」という結論にも到達できるでしょう。
といったような理由で、僕が将来もっとおとなになったらクリスマスには、「FAX/デュアルプレゼンティング 併用型プラン」を採用したいと思った、っていう元旦の午後でした。
なんていうか、あけましておめでとう。






*しろくまは次回更新から