大通りを犬を連れてあるくおばさんをぼんやり見ながら思ったんですが。そのおばさんね、左手に犬の首輪のひもを、右手にビニール袋を持って歩いてるんです、うんちいれる袋ね。
さあ、このひと。「犬を散歩させているひと」ということもできるけど、見方を変えると、「うんちを持って歩いているひと」とも言えるわけですね。正確に言うと、「大通りで犬の散歩をしているひと」であるのが事実なら、「うんこもって大通りを練り歩いているひと」であることも事実なんだよな。
で、結局何が言いたいかというと、このおばさん(に限ったことではないけれど)は、犬の散歩をしている、という意識はあっても、うんちを持って歩いている、っていう意識はないだろうなあ、っていう、ことだけなんですけど、なんかおもしろくない?
犬の散歩とうんち所持、ふたつが同時に起こっていると、なんてことのない普通なことだけれど、片方だけ取り上げると、犬の散歩はよしとして、右手にうんちを持って新宿を歩く、ってのは、これ結構おかしなことだと思うんだけどな。
まあいっか、ごめん。なんでもない。